とても寒い朝だった。曇り空のはずが、光だけやけに鮮やかなのは雪が積もっていたからだった。僕は久々の雪に興奮して、妹を連れてすぐさま公園に行った。 そこに慣れ親しんだ姿はなく、静謐なその白さは清らかでありつつも、そこにはなにか耐え忍ぶような苦…
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